2025-07-09
中国税理士政治連盟(井上博夫会長)は、7月4日に中国税理士会館(広島市中区)において「令和8年度税制改正要望説明会」をライブ配信で開催。会場には23人の関係役員が出席した。この説明会は毎年作成される「税制改正に関する要望」の各項目を後援議員に陳情する際、説明の仕方や陳情のポイントなどについてアドバイスが欲しいという後援会からの声を受け企画された。講師は、税制改正建議書を要望書として集約する任にある日税政の秋山政策委員長にお願いした。
令和8年度の税制改正に関する「要望」(冊子)と「建議・要望」(リーフレット)をテキストとして、税制に関する5つの基本的な視点と、今回、全国から650の意見を43に集約した「建議・要望項目」、そして中でも特に強調した「重要6項目」について説明があった。前年と同じ項目でも大きく文章を変えているものもあり、その項目に対する熱意が感じられた。また、陳情の際には、具体的施策を国会議員から発言させるよう問題提起することや、写真も横並びだけでなく説明場面のものを提出いただきたいこと、また、関係省庁が主税局へ8月末期限に提出する次年度予算等に間に合わせるべく早期の陳情着手が求められるが、今年は参院選が終了した21日からの活動開始が望ましいといった実施時期の大切さなども説明いただいた。単なる要望項目の解説だけでなく、話し方のテクニックや税制を取り巻く国政の流れについても大いな気付きを受けた。
【会場の様子】 【日税政 秋山政策委員長】