令和7年4月26日(土)、税理士による小林史明後援会は、福山市・福山ニューキャッスルホテルにて定期総会を開催しました。
当日は、ご来賓に中国税政連から井上会長と山中幹事長、広島県税政連から峯松会長と楠部幹事長をお迎えし、今回中国会の広島県東部地区副会長に選出された内田後援会長の開会挨拶により12回目の定期総会が幕を開けました。
総会は麻生副幹事長が進行し、後援会長が議長を務められ本日提出した3つの議案とも約30人の出席会員から満場一致の承認をいただきました。ここで議案説明役であった私、占部は役目を終え、出席来賓を代表して井上中税政会長のご祝辞と、羽野副会長による閉会挨拶により定期総会の部は終了。続いて国政報告会に移りました。
拍手の中、小林史明議員がいつものように颯爽と入場。弱冠29歳で初当選後、5期13年目で現在環境副大臣に就任されています。初めにこれまでの議員活動を支援し続けてきた当後援会への謝辞と、なぜかこれまでの事務所の財務状況の紹介(?)がありました。昨年ようやく赤字から黒字に転換されたようで、このような報告も疎かにしないところが小林議員の魅力のひとつです。
本日は、昨年の衆議院選挙結果により変化した少数与党による国会運営、原材料高騰とコメ不足、人口減少とAIの急激な進化、そして先日のトランプ関税などを背景に、「インフレ・人手不足時代における経済政策」の解説をいただきました。安倍政権が着手した経済政策により30年間続いたデフレからようやく回復基調に向かっているが、インフレの圧力により消費が停滞している。また、トランプ関税発動による世界経済の緊張なども相まって日本はどう対策すべきなのか、それにはピンチをチャンスにする発想・政策が大切として「品質の高い日本商品を広く海外に」「インバウンドに対応したサービス戦略」そして「教育の見直し」を挙げられました。
これは、熊本県菊陽町への外資系企業の新工場建設をはじめ、他の地方都市でも様々な手法で地域活性化が図られる中、そこでは新たな雇用が求められている。日本の大学進学率は2024年度で59%と世界平均ではあるが、生成AIは確実に文系学生の職を奪っており、早い段階から手に職(専門知識・技能)を持たせることで、若者の就職の安定に寄与し、かつ、労働市場を早い時期に構築することができるという理由からです。
最後に青春時代を過ごされた福山市各方面の交通インフラの整備と人が集まる街づくりの状況を報告され、続いて後援会員から提出された事前質問に回答するコーナーに移りました。年収の壁問題、消費税の単一税率制度、税務行政DXそして税政連の税制改正要望の方向性についての質問があり、ひとつひとつに丁寧にそして「本音で回答しますのでオフレコでお願いします。」と熱い説明をいただき、気が付くと1時間30分が経過。今回も非常に聴きごたえのある内容でした。
余談ですが当後援会は、5月14日(水)、日税連全国後援会活動活性化会議に小林議員とともにパネリストとして出席します。議員とともに後援会員の関与先に出向き、事業者に対し政策の説明と現場の意見を汲み取る機会を設けている後援会はありません。このことを全国に発信して来ようと思っています。
幹事⾧ 占部 圭祐